	FLOR 55mm/f1.5 SOM BERTHIOT

FLOR 55mm/f1.5 SOM BERTHIOT大口径レンズです。有楽町の某カメラ店で衝動買いしたカメラです。ガンマIIに搭載されていて、カメラよりレンズの方が主役に思えるように大きくずっしりしたレンズでした。

5群7枚の非対称ダブルガウスタイプで、他の50mmに比べると重厚で重いレンズです。
描写は、薄曇りの空でもくっきり青空を映し出し、夕焼けや、朝焼けの空も赤く染めてくれるほど強調してくれます。特にシアン系の色の演出には私も驚くこともあり、非常に使い方によって面白いレンズだと感じます。
ボケもグルグルボケがよく描写の特徴だと言われますが、このレンズの描写特徴は、独特な色彩と、立体感で、他のメーカの50mmでは表現できない描写が得られることです。撮影した写真を私が見ていて手が止まるのはこのFLOR55mmとメイヤー社のプラズマート系のレンズが多いようです。

FLOR 55mm/f1.5は、どちらかというと１眼レフ用のレンズではないかと憶測します。50mmF1.5はレンジファインダーカメラに搭載されている場合が多いが、しかし55mmは１部のレンジファインダーカメラ（ガンマII,LINX)に搭載されているのは例外として、レクタフレックス、エキサクタ、M42などの１眼レフカメラレンズに多く搭載されています。
上から２列のレンズはM42用のレンズです。エキサクタの本にも同じレンズが載っていました。
３列目の右のレンズはライカスクリュウマウントア＋真鍮クロムメッキを施したレンズです。

下にSOM BERTHIOTでは珍しいレンズのカタログの１部を載せてます。広角レンズはANGULOR28mm,

OLOR35mm, 標準レンズはFLOR50mm1.5 とFLOR50mmF2.8が載っていました。望遠はTELE-OBJECTIF135mm

F4.5とTELE-OBJECTIF200mmF4.5が載っていました。PETIT FORMATは、小さなサイズという意味で35mmフィルムのことを意味する。