ANGULOR 28mm/f3.3 |
||
ANGULOR 28mm/f3.3 このレンズを初めて見た時を今でも忘れはしない。当時青山にあったレチナハウスの望月さんがこのレンズを熱く語って頂いたことがある。雨上がりで濡れたアスファルトの白黒の写真で、アスファルトの雨に濡れた描写がなんとも言えない「いい描写をしている。是非手に入れたレンズ」だと感じた。 ANGULOR 28mmレンズの実物を見てその鏡胴のデザインにも惚れてしまった。その当時ではかなり高い値段をしており手にいれることは出来なかった。 私のレンズの師匠に妥当な価格を聞いて3倍以上は高かったのです。 こうしてANGULOR 28mmを通してSOM BERTIOTというメーカを知ることとなった それから3年後にANGULOR 28mmを銀座のカメラ市で手にいれ、これを使ってみると他の28mmに比べて、独特な色彩、描写が面白く今では、ライカの広角のメインレンズとなっています。 ANGULOR 28mmは、様々なバージョンがあり、またマウントもライカスクリュウマウント、RFコンタックスCXマウント、アルパショートマウント、珍しいものではライカスクリュウマウントとRFコンタックスCXマウントのハイブリッドも存在しています。 |
||
左側がRFコンタックスのANGULOR、右がライカスクリュウマウントのANGULOR全く形が違うのですが描写は同じ写りをします。 RFコンタックスのANGULORは、黒鏡胴でブラックコンタックスの時代に作られてレンズだと断定します。RFコンタックスIIa IIIaには装着できないのです。これも有楽町のカメラ市で見つけて購入したものなのですが、偽物と思い誰も購入せず運良く私の目にとまり手に入ったレンズです。 |
||
ANGULOR28mmF3.3 ライカスクリュウマウント |
||
ANGULOR28mmF3.3 RFコンタックスCXマウント |
||||
ANGULOR28mmF3.3 ライカスクリュウマウント |
||||
左下の写真はライカスクリュウマウントANGULORで非連動のレンズです。(連動のレンズも存在しているようです)連動のレンズよりも写りはよいです。右下のANGULORはライカスクリュウマウントとRFコンタックスCXマウントハイブリッドマウントのANGULORです。このハイブリッド40mm75mmも存在しています。 |
||
ANGULORレンズだけでもこのように種類があるのですから、ベルチオのレンズの探求はまだまだ続きそうです。 特に市場に出て来ないメーカのレンズは探しだすのが面白い。
レンズ名:ANGULOR28mmF3.3 メーカ名:SOM BERTHIOT レンズ構成:4群6枚 下に構成図を載せております。
色彩がシアン色になる場合があり、青空が鮮やかに写る。また逆光などうまく使うと夜の空を写したような描写にも出会えます。 特に赤にも反応し、夕日や朝焼けなど使い方によっては面白い。 雨の日の濡れた地面アスファルトなどなんとも言えない描写をえられますが。経年劣化したレンズを使用したり、やうまく使わないと作例のような写真描写は得れない場合もあります。写し手次第だという事も念頭においてください。
下の写真は、ANGULOR28mmF3.3の箱です。かなり珍しく、市場には出てこない。 |
||||||
ANGULOR28mmF3.3アルミ銅鏡 ライカスクリュウマウント+RFコンタックスCXマウントのハイブリッド型 |
||||||
ANGULOR28mmF3.3最初期型 |
||||||
ANGULOR28mmF3.3のレンズ箱 |
||
ANGULOR28mmF3.3のレンズ構成図 |
||
ライカスクリュウマウントANGULORのバージョンを紹介します。下の写真の左側から最初期型 真中が真鍮にクロムメッキ 最後はANGULOR28mmF 3.3が勢ぞろいです |
||